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公 民 館 の 歌


  昭和21(1946)年7月、文部次官通牒により「公民館の設置」が奨励され、これを受けて9月に「公民館設置促進中央連盟」が結成されました。
  翌昭和22年に連盟が毎日新聞社とタイアップし、文部省後援により公民館活動の理念を示す「公民館の歌」の歌詞を全国公募しました。その結果、全国から1017件の応募がありました。審査には、作家の川端康成をはじめ、文部科学省、東京音楽学校、毎日新聞社、日本放送協会、日本レコード協会などの面々からなる、そうそうたる審査団が組織され、厳正な審査の結果、見事特賞に選ばれたのは、千葉県館山市在住の山口晋一さんの作品でした。その作詞したものに、東京音楽学校教授の下総皖一氏が作曲をしました。   受賞に際して山口さんは、「明るい文化がうちたてられてゆくためにはどうしても公民館のような機関が必要だと思います。これが公民館の設立のための一つの推進力として役立てばなおさらの喜び」と語っています。
  以来、毎年開催される全国公民館研究集会や、各公民館ブロック大会、都道府県公民館大会などにおいて、今なお山口さんの「公民館の歌」が歌われ続けています。「公民館の歌」は、昭和39年にレコード化されました。


公民館の歌

公民館の歌(自由の朝)
                     山口 晋一 作詞
                     下総 皖一 作曲

一、平和の春に あたらしく
      郷土を興す よろこびも
      公民館の つどいから
      とけあう心 なごやかに
      自由の朝を たたえよう

二、心の花の におやかに
      郷土にひらく ゆかしさも
      公民館の つどいから
      希望を胸に 美しい
      文化の泉 くみとろう

三、働くものの 安らかに
      郷土に生きる たのしさも
      公民館の つどいから
      まどいになごむ ひとときに
      明日への力 そだてよう






公民館記章   このマークは、全国の公民館職員、運営審議会委員、公連役職員など公民館関係者共通の記章とし、公民館活動のあらゆる分野にこれを用いて、公民館に対する社会の認識を深めることを目的として、昭和35年9月「全国公民館記章」として、公民館のシンボル・マークに制定されました。
  全公連が機関誌「月刊公民館」の誌上で全国から図案を募集し、集まった71点の作品の中から日宣美会員渡辺守次氏に訂補を依頼し、公民館の「公」の字を「館(やかた)」になぞらえて完成したものです。
  このシンボル・マークは、「月刊公民館」(昭和35年10月号)に発表されるとともに、第9回全国大会(昭和35年・松山市)から「全公連会旗」としてステージに掲げられ、以降バッジとして使用されたり、各種大会で掲載される等、広く公民館関係者に親しまれています。(参考:社団法人全国公民館連合会「全公連50年史」)








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